
社史の図書館と司書の物語
皆さん、神奈川県立川崎図書館にいらしたことはありますか?
管理者は残念ながら、20年ほど前に一度仕事で訪問したことがあるのですが、ほとんど記憶に残っていません(-_-;)。
確か川崎駅から結構歩いたな、と思って同館ホームページで交通アクセスを確認したら、稲城からだと南武線の武蔵溝ノ口駅から徒歩15分となっていてビックリ!
2018年5月に高津区坂戸にある「かながわサイエンスパーク」内に移転していたのです(移転の経緯は古根村政義「県立川崎図書館の移転・再開館について」参照)。
で、冒頭の画像は、以前紹介した高田髙史さんが2017年2月に刊行した著書(★中央図書館所蔵)です。
移転の一年前に刊行されたのですね。
この本は、川崎図書館の司書として社史室を担当された高田さんの、社史コレクションをめぐる様々なサービスの歩みを綴った「物語」です。
社史という、通常はなかなか手に取ることがない資料を担当し、その豊かな内容を発見し、いかに利用者を増やすかを考えながら、展示会や講演会など工夫を凝らしていくその歩みに、ワクワクしながら引き込まれていきました。
有名な大企業から、きらりと光る中小企業まで、様々な社史が紹介されています。
ホームページには、バーチャル社史室といって、書棚の画像が公開されています。
並んでいる背表紙を見るだけでも圧巻!
稲城から溝の口はすぐそこ!
大人の社会見学として探検してみてはいかがでしょうか?
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